今という今こそ今が大事なり、大事の今が生涯の今
教師 細田 敏子
去る7月23日㈯~24日㈰の、木曽御嶽山土用行には、今年もコロナ感染がなかなか収まらない中でありましたが、18名の方に御参加頂き、有り難うございました。
大加教会におきましては、夏の御嶽山土用行や、冬の寒行は大事な行事の一つであります。
その他にも、春の感謝大祭、毎月の月次祭、また、加持祈禱をさせて頂ける事も信者様方の御蔭であり、今日(こんにち)があると感謝しております。
大加教会も名称変更する以前から、52年の歳月の中には色々な変化もありましたが、今、布教活動を継続させて頂いている事は、皆様との御縁が無ければ出来ない事でございます。今、こうして、お話を掲載させて頂ける事は、私にとって有り難い事と感謝しております。
「今という今こそ今が大事なり。大事の今が生涯(しょうがい)の今」との名言があります。
私の好きな言葉です。
人間は、生まれてから死ぬまでの時間が、とても長いと思っておりますけども、本当は今と云う今、この瞬間を生きているのです。
(誰しも明日の事は分からない・・・)生きていると云う事はそう言う事です。
だから、今の今こそ最も大事という事を知って頂きたいのです。
その大事な今の積み重ねによって人生が出来、それが自分の一生となります。「玉(ぎょく)簾(れん)不断(ふだん)」の教えもあります。滝は水の玉が次々と落ちますが、少しの間も絶える事無く、まるで簾(すだれ)すだれのように連続して落ちています。
即ち、滝は人生であり、水玉の一粒、一粒は今一瞬です。
どんな立場の人であっても、老若男女すべての人、若い人も年は取ります。
お年寄りも若い時はありましたが、年を取りますと、今まで出来ていた事が出来なくなり、体力も弱り、痛い所も出て来ます。
孤独だと思われる方もあるでしょう。
また、若い人は仕事や人間関係で悩む事もあるでしょう。
人間ですから、良い事も嫌な事も出て来ます。
だからこそ、神様に祈願し、守られて生きて頂きたいのです。
そして、今の今を精一杯命がけで生きる事が大事な事で、神様から人間として命を頂いている事への報恩であり、大きな使命です。
しかも、喜んで生きる事が神様への最大の感謝となります。
更には、教えを心の糧として喜び一杯で生きて頂きたいのです。
「過去に感謝、未来に希望、現在に実行力」を持って喜び一杯の毎日を送って頂きます様お願い致します。
私もこの気持ちを忘れず、信者様のお役に立てるよう精進して参ります。