心の教育・心を育てる
先日、自衛隊施設で殺人事件が発生してしまいました・・・
悲しい出来事です!!
何故、このような事が起こってしまったのか?
事件を起こした当人の本心(心の中)は分かりませんが・・・
心の教育不足・心が育っていなかったから、ではないでしょうか?
最初の教育の場は「家庭」であると思います!!
氣付きを与えるのが本当の教育なのですが・・・
こういった事件を耳にすると「心」の教育が本当に大切であると実感をさせられます!
「三つ子の魂百まで」の通りですね・・・
さて、仏教の教えの中に「四苦八苦」という教えがあります!!
根本的な四つの苦しみ
- 生苦 生まれることに起因する苦しみ。
- 老苦 老いていくことに起因する苦しみ。
- 病苦 様々な病気があり、痛みや苦しみに悩まされる
- 死苦 死ぬことへの恐怖。免れることのできない死という苦しみ。また、死ぬときの苦しみ、あるいは死によって生ずるさまざまな苦しみ。
根本的な四つの苦しみに加えて
- 愛別離苦(あいべつりく)親・兄弟・妻子など愛する者と生別・死別する苦しみ。愛する者と別離すること
- 怨憎会苦(おんぞうえく)怨み憎んでいる者に会う苦しみ
- 求不得苦(ぐふとくく)求める物が思うように得られない苦しみ
- 五蘊盛苦(ごうんじょく)人間の肉体と精神が思うがままにならない苦しみ
私達は生まれながらにして、様々な「苦」が身近にある事を知らなくてはなりません!!
これからの時代は「人間力」「心」が問われる時代なのです!!
怒られたからと言って、カッとなり人を殺めてしまう・・・
今回の事件で教える立場にある者も、怒るのではなくて、叱ってあげたのでしょうか?
※怒る=相手に自分の感情をぶつける事
※叱る=相手を正しい方向へ導くために何が良くないのかを「気付かせる」事
指導者に立場にある者も、今一度「叱る」という事が出来なくてはならないという事を
しっかりと肝に銘じなくてはならない事件であったとも思います。
この事件を考えると・・・
上官を銃で撃った彼は「怨憎会苦」怨み・憎しむ相手と出逢わなくてはならない苦しみを受け、起こってしまった事件に思えてなりません
事件を起こした本人は、怨み・憎しみの心を制御できなかったのでしょう!!
しかし、私達も決して他人事ではなく、心の制御ができなくなってしまう事に直面する可能性も、ゼロではない事を知らなくてはなりません・・・
目の前で息子が殺されたら、その相手を許せますか?
目の前で妻が殺されたら、その相手を許せますか?
極端な話ですが、我々も究極な災難にあう確率はゼロではないのです!!
死ぬまでが勉強ですよ!!
心を磨いていきましょう!!
人間力を高めていきましょう!!
「苦」が身の回りにある事を心して、「苦」に対応できる心を作って行きましょう!!
日々、氣付きです!!
そのためにも、人の力の及ばない領域・目には見えない領域がある事を改めて知り
神様からの良いご縁の働きをいただけるよう・良いご縁にしていけるようにとの祈願の日々をお過ごしください!!
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