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喜んで生きる事が祖先への供養

長月の候
『みたままつりの月を迎え、数奇な縁により人として命がある事を知り、心穏やかに喜びに向け生きる事が祖先への供養となるもの故、あかあかと心の灯を燃やしうる何ものかを見出しながら進まんと努める事』

 

父と母の間に「自分」が生まれる確率はどれくらいか?”を考えてみたことはありますか?

現在の地球上の人口でみれば、一人の存在価値は「73億分の1」です・・・
そして、カップル(夫婦)から子供が生まれる確率は、医学的に単純に計算しただけでも、自分が生まれてくる確率は実に50~80兆分の1です。
ここには両親の出逢う確率は入っていませんし、結婚する条件の選定や個人の生殖能力の差を考慮して考えると、分母はさらに何桁も大きくなり「京」あるいは「垓」という凄まじい単位になります。

お分かりいただいていると思いますが、単純に考えてみても、私たちは奇跡的な確率でこの世に人間として命を与えられているという事なのです!!

これもご存知かと思いますが、春分・秋分の日は、いずれも国民の祝日で、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」「秋分の日」は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」とされていますが、かつては春季(しゅんき)皇霊祭(こうれいさい)・秋季(しゅうき)皇霊祭(こうれいさい)という祭日でした。

今でも、宮中では春季皇霊祭・秋季皇霊祭が行われ、神武天皇を始め歴代天皇・皇族の御霊がおまつりされ、祈願祭が斎行されます。

春分・秋分の日は、天文学的には太陽が黄経(こうけい)0度(春分点)、180度(秋分点)を通過する日で、太陽が真東から昇り、真西に沈むことから、古より祖先との交流に相応しい日と考えられ、現代に至るまで継承されてきました!!

さて、いつも申し上げておりますように・・・今、人間として命があるという事は奇跡なのです!!

目には見えない大きな力・説明する事のできない力・神様より頂いている「命」!!

粗末に生きていてはバチが当たります!!

そこで、誓い事にもあったように・・・

「心穏やかに日々を喜びに向かい生きる事」

「あかあかと心の灯を燃やしうる何ものかを見出しながら進む事」

これらの実践が、祖先への一番の供養になるという事を改めて知って頂きたいのです!!

神道での供養月に改めて人の力には限界がある事を心して、目には見えない力・神様の御力をお借りしながらお進み頂きますよう宜しくお願い致します

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